ウーバーとリフトに新たな試練、生き残りへ対策急ぐ
米ライドシェア大手ウーバーテクノロジーズとリフトはここにきて新たな現実に対応するよう調整を迫られている。投資家は巨額の赤字を縮小するよう迫る一方、料金の値上がりに伴い、顧客の利用は減少。運転手の確保も依然としてままならない。
市場調査会社イピットデータによると、米国内のウーバーとリフトの平均料金は先月、過去最高を記録した。人手不足とガソリン価格の高騰が押し上げ要因だ。両社合計で1-3月期の利用者数は3年前と比べて少なくとも20%、利用回数は35%それぞれ減少した。
両社とも、州が支給していた失業手当の上乗せ分が昨年終了した後は、人手不足が解消に向かうとみていたが、現在も運転手に対する需要は供給を上回っている。
こうした中、アナリストや投資家の間では、ライドシェア市場の規模が実際にはどの程度で、ウーバーとリフトは赤字を出さずに事業を存続できるのか、見直す動きが出ている。
苦境に見舞われる両社は、料金を分割することで節約したい乗客が相乗りするカープールを再開した。同サービスは新型コロナウイルス禍で停止となっていた。
運転手の人材プールを厚くするため、ウーバーはかつて目の敵にしていたタクシーとも手を組んだ。リフトは運転手へのボーナスを増額する方針を明らかにしている。一方で、両社とも採用や支出を抑制することでコスト削減に努めている。
リフトの株価は過去1年に65%以上、ウーバーは50%以上それぞれ値下がり。これに対して、ナスダック総合指数の下落率は20%未満だ。
両社とも利益の確保を目指しつつ、手頃な価格で引き続きサービスを提供することで顧客層を拡大しようと、新たな均衡点を模索している。
価格に敏感になっている顧客を引き寄せるため、リフトは今月、レンタルバイクの利用を促進する広告キャンペーンを初めて展開。ウーバーも先頃、予約を簡単にかつより安くできる機能を導入した。Gメールからホテルや航空券の情報を取り込み、ライドシェアの事前予約を提案する、結婚式など向けの割引券を通じてウーバーの料金に充てるといった内容だ。
Copyright (c) 2022 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.
~私見~
日本でウーバーと言えば食品の宅配が
すぐに思いつくが本業はライドシェア業である。
日本的に言えば白タクなんだろうけど
日本では白タクは認められていないのでウーバーが
ライドシェア業って知っている人って
けっこう少ないと思っている。
リフトはウーバーのパ○リみたいなものかなと
勝手に想っているんですけど合ってるんかな?
今、wikiで見たけど宅配業はやってなさそうな
感じがしますけど。。。
結局どちらも当初は画期的に思われてた
サービスもよくよく考えればなんか前から
あるような、ないような感じで
将来への期待が剥落したせいなのか
単に会社として儲かっていないのか株価は
大きく下げている様です。
この2社以外にも結局は参入障壁が高くなければ
すぐに真似されるので今後もそれほど
期待できない様な気がしますね
<スポンサーリンク>