米国株関連ニュース
米株式市場が突然、地殻変動に見舞われた。 市場の出遅れ銘柄が最近は活気づく一方、盤石に見えた巨大テクノロジー企業7社の「マグニフィセント・セブン」は足元が揺らいでいる。 投資家は相場の方向性を予想する手掛かりを得ようと、企業業績にこれまでより…
米国人は2〜3年前に比べると仕事に対して落ち着きを取り戻している。 新型コロナウイルス下で転職ラッシュが起きた「大退職時代」に比べ、自発的離職を考える米国の成人が減っていることが、数多くの調査で分かっている。また、仕事への満足度が高まっている…
米国の財政見通しは悪化しているが、ウォール街は気にしていないようだ。 米議会予算局(CBO)は先月、2024会計年度の財政赤字が1兆9000億ドル(約300兆円)に達するとの見通しを発表した。これは昨年度の1兆7000億ドルを上回る水準で、従来予想の1兆5000億…
【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州】米国で政治的な明暗がこれほどはっきり分かれるのはまれだ。暗殺を免れ、血まみれになりながらも拳を突き上げるドナルド・トランプ前大統領の画像が拡散されたのに対し、ジョー・バイデン大統領は頭脳の明晰(めいせ…
人々は初めて買った車を懐かしむが、そうした楽しい思い出には重要な側面が恐らく見過ごされている。大抵の場合その車はがらくたに過ぎず、自動車ディーラーは見向きもしない、ということだ。 1976年にさかのぼると、米国の道路を走る車の平均車齢は6.2年と…
【東京】対ドルの円相場が約38年ぶりの安値に沈む中、日本は円の上昇を望んでいる。そして日本は、世界最大規模のドル資産を保有している。 多くのアナリストは、日本政府が管理するドル資産の一部を円資産に戻す準備を進めていると予想する。その資金規模を…
【ワシントン】ドナルド・トランプ前米大統領は長年にわたり米国の同盟国を挑発してきた。北大西洋条約機構(NATO)の存在価値に疑問を呈し、加盟国に拠出金の拡大を求め、最近では、防衛費を十分に負担していない加盟国への防衛義務を果たさない可能性に言…
綱渡りの米株式市場、FRBのインフレ対応に注目 夏の株高に懐疑的な見方が広がった後、投資家は不満を抱きながら秋に向かおうとしている。 米連邦準備制度理事会(FRB)は過去数十年で最も高い水準にあるインフレと戦うために積極的に金利を引き上げると約束…
「リモートはもう十分」米企業は出社へ本格始動 米国では多くの企業幹部が、夏休みが終わったレーバーデー(9月の第1月曜日)後がオフィス復帰を促すのに最適な時機と考えている。 これまでランチをふるまうなどしてオフィス復帰を促してきたが、一段と強硬…
米国で高級車ブーム、快走支える追い風とは 米国では高級車がかつてないほど売れている。背景には、新型コロナウイルス禍で貯蓄を積み上げた資金豊富な買い手が増えていることや、高所得層の富がさらに拡大していることがある。 BMW、メルセデス・ベンツ、テ…
インフレ退治に突き進むFRB、劇薬は今だけ? ――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」「雇用をつぶせ」は褒められたスローガンではないが、インフレ率を引き下げたい米連邦準備制度理事会(FRB)は、リスクを冒してでもそんなメッセージを送って…
中国の台湾封鎖、物流など世界経済への影響は? 中国は、本土に近い民主主義体制の台湾を自国の不可分の領土とみなしている。ナンシー・ペロシ米下院議長が今月、台湾を訪問し台湾政府への支持を表明した際、中国政府はこれを非難するとともに、軍用機、艦船…
大麻は消費者の買い物リストに残れるか ――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 インフレで消費者の懐事情が苦しくなっても、大麻はまだ買い物リストの中に入っているという初期の兆候が示されている。だが、同じ「シンストック(罪深い銘柄)…
SB孫氏の積極投資また裏目、IT不振で苦境 ソフトバンクは今のところ、スタートアップ向け投資を大きく削減している。孫氏は5月の決算発表にあわせて公表した動画で、手元資金を大量に積み上げたいと述べ、新規投資には一段と慎重に臨む考えを示している。 20…
強気相場の到来、投資家が「降伏」してから ――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」「株式市場が生き残るためには、キャシー・ウッドは死ななければならない」 スター資産運用者であるウッド氏についてこう発言したウォール街のあるベテランは…
クリーン水素に大企業も巨額投資、経済性向上で 大手企業や投資会社が、気候変動に関する最も厄介な問題の解決を約束する企業に狙いを定め、その勝者がもうけを手にする可能性に賭けている。 最新の賭けの対象となっているのは、急成長中のクリーン水素産業…
インフレと景気後退、希望的観測に要注意 ――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター インフレ率はピークをつけた。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融引き締めの任務を完了。力強い労働市場と個人消費の基調により、リセッション(景気後…
中国にうんざりの米企業、国内で供給網構築 上海の倉庫で2カ月間にわたり、有名デザイナーによる香水やコロンが放置されていた。新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(封鎖措置)で立ち入り禁止となったためだ。その額は何百万ドルにも及んだ。 米国に…
バフェット氏が石油投資を拡大、利益押し上げも 米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが石油大手への大型投資を強化している。 バークシャーは2月以降、オキシデンタル・ペトロリアム株式を着実に買い増しており…
「押し目買い」信仰、最後の砦は個人投資家か ――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 個人投資家は、金融市場の「気まぐれな風」と揶揄(やゆ)されるが、「押し目買い」信仰を持ち続けている唯一の存在である。だが、彼らの押し目買い意欲に…
米ロビンフッド、熱狂と暗転の2年 米オンライン証券会社ロビンフッド・マーケッツほど、過去2年の市場の狂乱を体現している企業はないだろう。 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)当初に投資革命を引き起こし、数十年ぶりにトレーディングを…
自動運転トラック、2〜3年後には米国で実現か ――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト 米国のサンベルト地帯(北緯37度以南の地域)のハイウエー(高速道路)を運転していて、隣を走る荷物を満載した貨物トラックの運転席をふと見ると…
空室多いウォール街のオフィス、住宅転用の動き ニューヨークにあるデベロッパー2社の合弁企業が金融街のオフィスビルを取得し、空室が3分の1を占めるこの物件を集合住宅に転用する計画だ。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)をきっか…
在宅勤務でも出世できる? 油断は禁物 米会計事務所ディクソン・ヒューズ・グッドマンの従業員は、新型コロナウイルスが大流行するさなかも、在宅勤務によって生産的になり得ることをマット・スノー最高経営責任者(CEO)に示した。そこで昨秋、同事務所は「…
FRBが崩壊させた「何でもバブル」 ――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト 投資家の一部はマネーで成功するために神に祈りをささげる。残る投資家には、米連邦準備制度理事会(FRB)がいる。過去10年余り与え続けてきたFRBは…
中国でウォルマート苦戦 消費者は何が欲しい? 米小売りチェーン大手ウォルマートは1996年、香港に隣接する中国・深センに初出店した。それ以来、正しい戦略を見いだそうと試行錯誤を重ねている。 ウォルマートは中国で成長してきたが、競合他社と比べるとそ…
米インフレ高騰、FRBと政府はどう見誤ったのか バイデン米政権関係者や連邦準備制度理事会(FRB)高官は、インフレへの対応を誤ったと公の場で認めている。 この失敗の背後には、経済を誤って解釈したことがある。 ジョー・バイデン大統領の顧問やFRB当局者…
FRBの対インフレ戦略、物価過熱で複雑に 米連邦準備制度理事会(FRB)の幹部らはこの2カ月、0.5ポイントの利上げによって物価上昇圧力が弱まるまで経済を減速させてインフレを抑える計画に、投資家を適応させようとしてきた。 今週の連邦公開市場委員会(FOM…
株より債券? 答えはそう簡単ではない ――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト プラス材料:ようやく株式に代わる価値ある選択肢ができた。債券は以前よりはるかに魅力的な利回りを提供している。 マイナス材料:指標となる米…
ロシア損失、7.9兆円超に 世界の企業全体で 世界的企業がこれまでにロシア事業で計上した損失が590億ドル(約7兆9270億円)超に上ることが分かった。企業の発表や証券当局への届け出の調査で判明した。ロシアのウクライナ侵攻を巡る制裁が現地の経済と売り上…