いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

ナスダック100関連ニュース【ネットフリックス関連】

まいど~ 『おナス』です。

 

著名投資家のアックマン氏がネットフリックスを売却したことが

ニュースとなっていました。またダウジョーンズで

ネットフリックスが今から試練が始まるというコラムも掲載

されていましたので紹介したいと思います。

 

ちなみにネットフリックスは現時点では久々上昇中・・・

 

著名投資家アックマン氏、ネットフリックス株を全て売却 損失は500億円超か

 

米著名投資家のウィリアム・アックマン氏は20日、自身のヘッジファンドが動画配信大手ネットフリックスの保有株を全て売却し、約4億ドル(約513億円)の損失が出たことを示唆した。ネットフリックス株は同日、2004年以来となる下落率を記録していた。

 アックマン氏は、自身のヘッジファンド「パーシング・スクエア」が「ネットフリックスの将来性を予測できる自信がなくなった」と説明。この投資について当初のテーマと相いれない新情報を得たため、「迅速に行動」するよう努めたと述べた。

 ネットフリックスが19日発表した1-3月期(第1四半期)決算は予想を下回った。有料会員数が減少したことも明らかにし、多くのアナリストや投資家を驚かせた。また、広告付き低価格プランも検討しているとした。

 ネットフリックス株は20日、前日比35%安と急落。今年に入り時価総額の約3分の2を失った。

 アックマン氏によると、この投資での損失がパーシングの年初来リターンを4ポイント押し下げた。

 今回の売却は同氏にとって方針転換となる。アックマン氏は1月、ネットフリックス株の急落を受け、パーシングが同社株310万株を取得したことを明らかにしていた。

 アックマン氏は1月26日にネットフリックス株の取得を開示し、同21日から買い始めたことを明らかにした。その間のネットフリックス株の値幅は351.46ドル〜409.15ドルだった。当時の持ち高は約11億ドルと推計され、4月20日終値で計算すると約7億ドルとなる。

 

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ネトフリ急落の衝撃、長い試練の時

 

米ネットフリックスはかつて、あまりに時代を先取りしているとの理由から株式が激しく売り込まれたことがあった。今回は逆に時代に遅れていることで、やはり市場から冷たい仕打ちを受けている。

 20日の米国株式市場で、ネットフリックスの株価は35%急落した。約10年ぶりに有料会員が減少に転じるなど、失望を誘う1-3月期決算が嫌気された。

 

ファクトセットによると、これは1日の下落率としては約18年ぶりの大きさだ。ネットフリックスは株価が高値をつけていた昨年11月半ばから時価総額の約67%を失った計算になる。実は2011年にも同じような暴落の憂き目に遭っている。

 

DVD郵送サービスを「クイックスター」との名称でストリーミングサービスと分離させると発表した年だ。時価総額の約78%が吹き飛び、評判の悪いこの計画は同年内に撤回を余儀なくされた。

 ただ、ここには留意すべき重大な違いがある。10年前の急落は、ネットフリックス経営陣があまりに早計にストリーミングへの転換を図り、当時なお最大の稼ぎ頭だったDVD郵送サービスを降格させようとしているのではないかとの懸念が生み出したものだった。

 

しかし、現実には当時の基本構想通りの展開となった。ネットフリックスは動画配信市場で圧倒的なリーダーとなり、他のメディア企業やハイテク企業がこぞって市場に参入している。半面、ネットフリックスのDVDレンタル事業は決算報告で補足程度の存在になった。

 

しかし、今はネットフリックスの方が後手に回っているようだ。直近の有料会員の減少に驚きを隠せない様子で、パスワード共有や広告の双方について従来の方針を軌道修正しつつある。

 ネットフリックスは急いで追いつこうとしているように見える。動画配信の競合勢はほぼすべて、広告付きのサービスをすでに提供しているか、近く導入する方針だ。リード・ヘイスティング共同最高経営責任者(CEO)は19日に開かれた決算発表後の電話会見で、広告付きサービスは「向こう数年で段階的に導入される」可能性が高いと述べた。

 

アカウント共有問題への対処についても、広く展開する前に「1年程度をかけて実施される」だろうとの見方を示した。後者の問題についてヘイスティング氏は「急成長している時には取り組むべき優先課題ではなかった」と認めた。

 ただ、待つことも代償を伴う。ネットフリックスは強者ではなく弱者の立場からサービス変更を検討しているためだ。モフェットネイサンソンのマイケル・ネイサンソン氏は、ネットフリックスが過去に直面していた障害と比較して「今回は違うと感じる」と話す。

 

株主宛ての書簡や電話会見の様子から、「ネットフリックスが足元の状況に不意を突かれ、事業の先行きを巡り、かつてないほど明確に見通せていないことが浮かび上がった」。

 20日には、少なくとも9人のアナリストがネットフリックスの投資判断を引き下げた。中には、有料会員数がプラス成長に戻るか、新たな取り組みが実を結び始めるまで、ネットフリックス株への投資は「死に金」になると断じる声もあった。

 

当面は投資家の「Aリスト」から外されることがほぼ確実のようだ。

 

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【焦点】ネトフリ、浪費路線から一転 量より質へ

 

米動画配信大手ネットフリックスにとって気ままな出費の時代は過ぎ去った。

 同社は過去数年にわたり巨額の出費を積み重ねた。世界中に事業を拡大する一方で、配信番組を山のように制作し、コスト効率よりも成長を優先してきた。だが今や、より厳しい財務規律を課すことにしたと同社の経営幹部は話す。

 このシフトの背景には、動画配信業界のライバルたちとの競争が同社の業績に響き始めたことがある。19日発表された1-3月期(第1四半期)決算でもこうした新たな現実が浮かび上がった。

 

1-3月期の有料会員数は約10年ぶりに減少に転じ、売上高の伸びはここ数年で最低だった。同社の株価は35%急落し、1日の下落率としては過去2番目の大きさだった。時価総額で540億ドル(約6兆9000億円)分が吹き飛んだ。

 「何とも悔しい結果だ」。ネットフリックスのリード・ヘイスティングス会長兼共同最高経営責任者(CEO)は決算内容について、20日午後に行われた従業員とのタウンホールでこう述べたと、同氏の発言をよく知る複数の関係者は言う。

 昨年はオリジナル番組を500本以上制作したが、ネットフリックスは新作の数を減らし、より質を重視する考えだと、同社の戦略に詳しい複数の関係者は話す。リスクを抑えるため番組制作の契約を見直し、広範なリーチよりも最大のリターンを優先することにしたという。今や社内の重要指標は、予算と視聴者数のバランスだ。

 ネットフリックス幹部は、同社が引き続きコンテンツへの支出を拡大し、今年は200億ドルを超える見通しだが、中身を一段と精査すると述べた。グローバルTV部門責任者のベラ・バジャリア氏は、だからといって制作費を安く上げるわけではないと述べた。「われわれは常に素晴らしい番組を作り、クリエーターの構想に必要な金額を準備する」

 コスト抑制を目指す一方で、ネットフリックスは収入増への新たな道も模索している。同社は1月、米国とカナダで値上げを行うと発表。19日の決算発表後の電話会見ではヘイスティングスCEOが、コスト意識の高い視聴者を取り込むため、より料金の安い広告付きサービスを導入することを検討中だと述べた。

 

また、パスワード共有が同社の成長を阻害している理由だとするネットフリックスは、この慣習を「収益化」したい考えを示している。

 コンテンツのコストを重視する新たな方針は、ネットフリックスの気前の良さから恩恵を受けてきたハリウッドのプロデューサーや番組制作会社との間に緊張を生んでいる。ネットフリックスは、番組が見返りを提供できないと判断すると、すぐに打ち切る傾向があり、プロデューサーやクリエーターにとってはこれも痛いところだ。

 

一部のプロデューサーは、ネットフリックスが競争環境をもっと意識し、ライバル番組の配信開始のタイミングなどを考慮に入れるべきだと指摘している。

 ネットフリックスは2億2000万人以上の会員を擁し、依然として業界トップを走っている。だが最近の混乱でウォール街に動揺が走り、投資家の間ではストリーミング戦争からどれだけ利益が得られるかに疑念が生じている。

 

21日には動画配信サービス「パラマウントプラス」を運営するパラマウント・グローバルや「ディズニープラス」を傘下に持つウォルト・ディズニー、「HBOマックス」を所有するワーナー・ブラザーズディスカバリーの株価が軒並み下落した。

 

業界の全てのプレーヤーは、特に成熟した米国市場において、新規会員を増やすのが格段に難しくなったと感じている。新規会員を獲得し、既存会員を引き留めるためには、新たな配信番組や映画を絶えず生み出さなくてはいけないという圧力がある。さらにネットフリックスが「イカゲーム」や「クイーンズ・ギャンビット」で実現したように、時には大ヒットを飛ばすことが期待されている。

 

特殊効果を多用したSFドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最新シーズンは1話あたりの制作費が3000万ドルかかるが、こうした大作とバランスを取るためには、比較的低予算の地味なヒット作が必要になると、同番組に近い複数の関係者は話す。

 

またネットフリックスは、ヘビーユーザーに比べて解約の可能性が高い、比較的利用頻度の低いユーザーが関心を持つ番組にも力を入れたいと同社幹部は述べた。

 

ネットフリックスは、外部のスタジオや制作会社からライセンス供与される番組のコストを下げることを目指している。ネットフリックスで複数の番組を配信する制作会社の幹部は、ネットフリックスが新番組の予算を最大25%も削減しようとする場合があると述べた。

 

さらにネットフリックスはライセンス料の方式を変更することも検討中だ。通常は番組や映画の長期使用権を得る見返りとして、制作費にプレミアムを上乗せして外部の制作会社に払っている。プレミアムは制作費の20〜35%の間で設定されるのが一般的だ。

 

だが現在、ネットフリックスはこれを定額モデルに移行し、番組制作費が増えてもプレミアムが上がらないようにしたいと考えている。

 

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【市場の声】ネットフリックスの会員数、年後半に増加へ

 

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは米動画配信大手ネットフリックスについて、四半期ごとの会員数の伸びが不安定な状態が続くが、年後半は例年同社にとって好調な時期であるため、7-12月期(下半期)と通期は伸びが見込まれるとした。

だが同時に、「われわれの以前の予想や好調だった2021年10-12月期(第4四半期)と比べると」不確実性が大きいと考えていると述べた。

これまでと同様、同社が発表した業績見通しを上回ったり下回ったりする状況が続きそうだが、中長期的な見通しは引き続き好ましいという。

 

世界の15億余りの世帯に行き渡るスケールのサービスを展開し、視聴時間当たりのコストを競争力のある低い水準で維持し、会員からの平均収入が伸び、さらに多くのコンテンツに投資するという好循環の恩恵を受けているためだとした。

 

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~~私見~~

ネットフリックスの決算は良かったがアナリストの期待に

応えれなかった、もしくは次期のコンセンサスが悪かったと

大量に売り込まれた。

 

株価が楽観的な期待を含めて上がってたんなら

適正価格に戻ってきた証拠だし、それ以上に下がってるのなら

それはお買い得と言えるものになる。

 

その答えは数年後ようやく分かるものであり

短期でガチャガチャ売買をする投資家やわーわー騒いで

ボラティリティを上げる事が目的か?と思われる

仕事をしているアナリストからすれば良い遊び相手が

見つかったんだろうと思われる。

 

私としては特定の個別株を売買することは

今後もないだろうから引き続きレバナスで間接的に

持ち続けるのだが、ネットフリックスが良くなれば

引き続き保有し続けるし、悪くなって廃れれば

その内ナスダック100から消えて別の勢いのある

会社にとって代わるだけなのでそれだけの話って

ことになる。

 

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