いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

ナスダック100関連ニュース【毎年同じ率で成長するわけないやん】

クラウド大手3社、莫大な設備投資は継続不可能

 

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

 

 先週相次いで発表された米ハイテク大手の四半期決算からは、依然としてクラウドサービスへの需要が旺盛なことが明らかになった。だが、それらのサービスを運営するハイテク大手は、現在の経済環境の中で、慎重に支出を監視していることも明らかになった。

 

 3大パブリッククラウドサービスのアマゾン・ドット・コムマイクロソフト、グーグルの親会社アルファベットはいずれも、4-6月期のクラウド部門の売上高が前年比で2桁の伸びという堅調ぶりを示した。各社の他分野事業での強さもあり、このことは3社の株価が決算発表後まずまずの上昇を果たすのに十分な材料となった。アマゾン、マイクロソフト、アルファベットの株価は、決算発表の翌日に平均で8%超上昇した。

 

 そのクラウド部門も、成長率は3社とも前四半期(1-3月期)比で減速。マイクロソフトとグーグルの場合は、市場予想を小幅ながら下回った。また、3社そろって支出を抑える策に出ており、雇用を減速するだけでなく、一部では人員削減も計画している。そのため、クラウドサービス用のデータセンター網構築などのための莫大(ばくだい)な資本支出は、決して聖域のようなものではない。

 

 その前兆は、先週の業績発表の内容で既に明らかになっている。アマゾン、マイクロソフト、グーグルの4-6月期の設備投資合計額の伸びは12%にとどまり、1-3月期の30%、前年同期の49%を下回った。もちろん、データセンターの新設は直線的に進むわけではなく、3社の各四半期の設備投資額はこれまでも時期によって差があった。だが、直近12カ月で見ても、3社の設備投資額は同じ傾向を示しており、今年6月までの12カ月は25%増と、前年同期(52%増)を下回っている。

 

 また、3社とも今四半期以降の支出計画については比較的慎重なトーンだ。アマゾンのブライアン・オルサフスキー最高財務責任者CFO)はテレビ会議での決算報告で、今年の設備投資額は「微増」との見通しを明らかにした。2021年は設備投資およびキャピタルリースによる取得設備が32%増と急増していた。マイクロソフトのエイミー・フードCFOは、7-9月期の設備投資は前期比で減少するとの見方を示し、自社のデータセンターで顧客が必要とする利用分の処理能力としては、「世界全体で適切な水準になっていると感じている」と説明した。

 

 アルファベットのルース・ポラットCFOからも注目すべき発言があった。ポラット氏は「われわれは、AI(人工知能)、検索、クラウドといった分野に投資を続けるが、節度ある、現在の環境に対応した形で行っていく」と述べている。モルガン・スタンレーのエリック・ウッドリング氏は1日付のリポートで、ポラット氏が過去6回の四半期決算会見でグーグルクラウドへの投資計画を説明するのに使っていた「積極的に」という言葉を使わなかったことを指摘している。グーグルの主なライバルであるフェイスブックは企業向けクラウドサービスを運営していないが、フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズはいわゆる「メタバース」を構築するため、自社ネットワークへの投資を大幅に増やしている。メタは先週、同社の中核事業である広告が大きな打撃を受けていることから、今年の設備投資額予想の下限を10億ドル(約1330億円)引き下げた。

 

 クラウドサービスへの設備投資について、ウッドリング氏は今年も堅調に推移すると予想している。だが、来年は大きく減速するとみており、その理由として、マクロ経済的要因と、クラウドプロバイダー大手が「3年連続でクラウドへの設備投資を加速させた後、その設備の消化期間に入る可能性がある」ことを挙げている。世界的な景気後退で他の市場からの需要も減退すれば、半導体メーカーなどの部品サプライヤーにとっては悪いタイミングとなる恐れもある。クラウド大手がどれくらいで設備投資分を消化するかが、胃が痛くなるような問題となる可能性がある。

 

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私見

前から色々なところで書いてますが、結局アナリストって

アナリストでしかないんですよね。拾えるデータを集めて

想像する。会社訪問してるのかもしれないがそこでの

インタビューから想像する。。。もしかしたら匿名の

情報提供があるのかもしれないが、そこから想像する。

 

それを元に予測を立てる。当たったら大々的に宣伝し、

ハズレたらそっと口をつぐむ。

 

クラウドの調子がいいのは誰もがわかる。

設備投資額が減っていると言ってるが

前年比の率で言えば同額でも率は減る。

 

それは売上でも利益でもそうだが毎年毎年

何十%も成長してる企業があるとして

数年なら規模が小さいのでありえるが、

それが数十年も続くことは基本ありえない

 

まさか昨年と同じもしくはそれ以上の

”率”で成長しなかったら成長鈍化か?

なんて言わないかとは思うけど文章で見たら

そんな感じで受けられる。

 

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