いちのりの資産運用日記

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ナスダック100関連ニュース【おっさんには付いていけない】

株価急落の米スナップ、試されるのは投資家の忍耐力

 

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」


 画像共有・メッセージアプリ「スナップチャット」を運営する米スナップは21日、同社の先行きについて極めて厳しい見通しを示したことは確かだ。とはいえ、投資家は細部に目を凝らした方がいいかもしれない。

 スナップは5月下旬、第2四半期(4-6月期)の業績の一部について、1カ月前に公表した同社の予想レンジ下限を下回る恐れがあると警告した。要因として、マクロ経済環境の悪化を挙げた。21日の決算発表では売上高の伸びは13%にとどまり、4月時点の予想レンジ下限を7ポイント下回った。

 スナップは7-9月期の売上高と調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)について、具体的な見通しを公表することを控えた。ただ、これまでのところは売上高は前年同期比でほぼ横ばいになるとの見通しを示し、先行きは依然として「非常に厳しい」とした。21日の決算発表直前の株価は過去1年間で約75%下落していたが、引け後の時間外取引ではさらに26%下げた。

 7-9月期の業績を展望する上で整理すると、スナップが上場企業として通期決算公表を始めたのは2018年で、それ以来、四半期ごとの売上高の伸びは前年比で平均50%だった。今年4-6月期の伸びは新型コロナウイルス流行初期の20年4-6月期以来の小ささだった。

 スナップ株は5月下旬に1日の下落率が43%に達し、今年のハイテク株に対する弱気相場の象徴となった。スナップのバリュエーションの大幅低下を受け、21日の決算発表を控えて既にアナリストの間では底打ちを指摘する声もあった。21日午前の段階では、企業価値(EV)が将来の売上高の何倍か示すEV/売上高倍率は4倍で、過去5年間の平均である12倍を大幅に下回っていた。同倍率は2019年半ばは10倍近くだった。

 スナップの株主向けの書簡は、将来の可能性よりも、足元を注視する投資家向けだったかもしれない。書簡ではフリーキャッシュフローがトントン、あるいはさらに改善する道筋を示した。21日には、最近の株式希薄化の影響を相殺する目的として、最大5億ドル(約680億円)の自社株買いプログラムも発表した。

 スナップは同時に、同社の将来性をアピールし、最近の業績は「われわれの野心の大きさを反映していない」とした。今後、若年層ユーザー、言葉よりも画像、拡張現実(AR)といったソーシャルメディアの潮流が強まるとすれば、スナップが有利な立場にあることは間違いないだろう。さらに、メタ・プラットフォームズが運営するフェイスブックや、画像共有・検索サイトのピンタレストといった同業のサービスと対照的に、スナップではユーザー数が増加を続けている。4-6月期のデイリーアクティブユーザー数は会社予想と市場予想をいずれも上回った。

 

 米IT(情報技術)業界では企業トップの交代が相次ぎ、アマゾン・ドット・コムツイッターピンタレストでは創業者が経営の第一線から退いた。スナップはこうした流れに逆行し、21日には共同創業者のエバン・スピーゲル最高経営責任者(CEO)が少なくとも2027年初めまではCEOを続ける方針を発表した。これは安心感とともに、懸念をもたらす。現在の経営陣の実行力を巡っては現実的なリスクがあり、一時的なユーザー減少を招いた基本ソフト(OS)「アンドロイド」を対象した変更はその一例だ。もっと最近では、ターゲット広告を巡る米アップルのプライバシー方針変更がスナップの顧客の広告戦略にもたらす劇的な影響を予測できなかった。

 ソーシャルメディアのユーザーが何を求めているかを、スナップは鋭く嗅ぎつけてきた。「ストーリー」機能は最初に導入し、その後ほぼ全ての競合他社が追随した。ただ、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」や画像共有アプリ「インスタグラム」とは異なり、ユーザーの関心をひきつけ、巨額の広告費の流入につなげるといった面では成果が出ていない。調査会社シミラーウェブによると、アンドロイドを対象とした米国のデータでは、スナップチャットはティックトックやインスタグラムと比べ、ユーザーの利用時間が半分以下にとどまった。

 スナップは21日の株主向けの書簡で、広告事業で大幅な改善が実現するまでには「しばらく時間がかかる」との見通しを示した。同社は広告の構成は明らかにしていないものの、過去2四半期のユーザーの反応からは、即座に購買などの行動につなげることを目指すダイレクトレスポンス広告が約70%を占めていることが示唆された。広告主にとっては投資対効果が明確になりやすい一方、リセッション(景気後退)が懸念される市場においては真っ先に削減対象になりやすい。

 以前にもスナップは似たような状況に置かれていたことは注目に値する。上場して以降、株価が10ドルを大きく下回っても、常に急回復してきた。2019年初めにスナップ株を買っていれば、昨年の高値ではリターンは12倍になっていた計算だ。

 忍耐強い投資家であれば、少なくとも、長期的視点からスナップの将来の姿を想像してみることは大事だろう。

 

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私見

スナップもそうですがインスタグラムもTiktokもやってない

層からすると違いが良く分からんというか

そのそもTiktokの何が良いのかも理解できないの

ですが、それはおナスがおっさんだからなのか?

いやおっさんでも付いていけてる人は付いていってるんで

”おっさんだから”の一言で片づけると

付いていけてるおっさん達から怒られそうである。

 

ただ、どの媒体も大きくは広告収入だろうから

アップルのプライバシー変更は大きな起点となったに

違いないと思います。今後その規制が戻ることは

恐らくないでしょうから違う収益源を見つけるしか

ないのでしょうけど難しいんですかね~

ま、株価が垂直落下してなくなっても気にしない

程度だけ買って放置できるって人はいつか来る

(かもしれない)未来を信じて少し投入するのも

ありかもしれませんがそうやって鳴かず飛ばず

会社もアメリカには多数あるので難しいですよね

 

売上が下がるよりも人々の関心がなくなる方が

この会社にとっては致命的でしょうね。

 

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