ネットフリックス、「イッキ見」戦略は捨てず
――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
米動画配信大手ネットフリックスは3カ月前、その全てのビジネスモデルが聖域ではないことを示したが、忠実な会員を試す取り組みは限定されているようだ。
ネットフリックスは19日午後、4-6月期(第2四半期)に有料会員数が97万人減少したことを明らかにした。減少数は同社の予想の半分に満たなかった。これが好感され、同社株は時間外取引で8%上昇した。4月に過去10年余りで初の会員数減少を記録し投資家に衝撃を与えて以来、42%下落していた。
とはいえ、ネットフリックスが依然、大きな課題に直面していることは明白だ。同社の2大市場である米国・カナダと欧州を合わせて上半期に会員数が300万人減少した。両市場は売上高の4分の3を占めている。同社は7-9月期(第3四半期)に新規会員の純増数が100万人になるとの見通しも示した。これはアナリスト予想の230万人を大きく下回っている。しかも、大ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最新シーズンの配信を分割し、最後の2話を今四半期初めに配信したにもかかわらずだ。
そうした分割配信は恒例化するわけではないようだ。同社は19日に送った四半期ごとの株主宛ての書簡で、同社が開拓したテレビ番組をシリーズ第1話から最終話まで一気に配信する「イッキ見」モデルをアピールし、「会員のための選択とコントロールの重視は当社の戦略のあらゆる側面に影響し、われわれが考える重要かつ長期的なビジネス上の優位を生み出すことになる」と述べた。
また、「ストレンジャー・シングス」のツイッター上での累計メンション数は、イッキ見戦略の価値を裏付けているとも指摘した。それはディズニーのドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」や興行的に大成功を収めた映画「トップガン マーヴェリック」のメンション数を上回っている。
このことは、ネットフリックスが会員数の伸びを再活性化するために、これまでの戦略に見切りをつける意向はないことを示している。1-3月期(第1四半期)決算が惨たんたる結果となったことを受け、同社は広告とアカウント共有双方に関して方針を急転換。来年、広告付きの低価格有料プランのほか、同世帯以外の人とのアカウント共有に追加料金を課す「有料共有」プランを提供することを計画している。いずれも、同社の売上高に有意な影響を及ぼす水準に成長するまでには時間がかかりそうだ。
それまでネットフリックスは、イッキ見視聴者を飽きさせないようにする必要がある
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~私見~
200万人減を見込んでたら97万人減で済んだから
株価上昇・・・って(;^_^A
それだけダメダメって思われてたんだね
アナリストの予想ってこんなにも当たらないのって
いったいこのアナリストは何を判断したら
200万人減っていう予想をしたのか
聞いてみたいわ!!
ということでアナリストは勝手な予測をして
当たったとか、当たったとか(ハズレは言わない)を
吹聴するんだろうね・・・
ってことはこれからリセッションが起きるとか
半導体需要は冬の時代だとかも
概ね外れると思ってたらいいんかな??
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