いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

米国株関連ニュース【押し目買いにも限度アリ?】

押し目買い」信仰、最後の砦は個人投資家

 

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」


 個人投資家は、金融市場の「気まぐれな風」と揶揄(やゆ)されるが、「押し目買い」信仰を持ち続けている唯一の存在である。だが、彼らの押し目買い意欲にも限界があるようだ。

 株式の売買動向を調査するバンダトラックが22日に発表した最新データによると、S&P500種指数は過去数十年で最悪の上半期になりそうな状況だ。ただ、過去1カ月間の個人投資家の米国株売買状況はまだ240億ドル(約3兆2400億円)の買い越しとなっており、過去2年の平均並みにとどまっている。

 

2020年2月の新型コロナウイルス感染症の影響による急落や2021年後半の暴落時とは異なり、一般的に上場投資信託ETF)よりもセンチメントの変化の影響を受けやすい個別銘柄の購入でさえ堅調に推移している。

 「コール」オプション(投資家は株式を買う権利を保有するが、義務はない)と「プット」オプション(売る権利)のオプション価格の差は、全体的に縮小している。これは、株式市場のリスクが下振れ方向に傾いていると考える投資家が増えていることを示している。さらに、機関投資家が取引するオプションでは、この動きがより大きくなっている。機関投資家はさらなる下落を予想したポジションをとっているが、アマチュア投資家は慎重ながら楽観的な見方を維持している。

 個人投資家逆張りをすることも多いものだが、暗号資産関連株で逆張りをするところまで行っている。この投機的な暗号資産の大部分に「終わりの始まり」を示している可能性のある流動性パニックが広がっているにもかかわらずだ。

 中央銀行による金利引き上げが景気を後退させる恐れがあるため、機関投資家が注視する信頼性の高いリスクゲージの多くが赤点滅している。だが、個人投資家もこれに気づいていないわけではない。米国個人投資家協会の調査では、2008年以来最もネガティブなセンチメントが示されている。

 だとすれば、何が起きているのだろうか。一つの仮説は、「代替手段がない」という理由でこれまで何年も株高が続いたことを受け、蓄えのある者は単にロングゲームをしている状態なのかもしれないということだ。逆に、長期投資を運用の基本とする機関投資家は、多くの短期筋の顧客からの圧力に直面する可能性もある。

 米国の家計は、毎月一定額を株式に投資していることも多いが、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の間に余剰貯蓄は約2兆8000億ドルに積み上がっていることが公式データから明らかになっている。彼らは、リスク資産にこれまでより大きな金額を毎月投資できる流動性を持っているだけでなく、確信も持っているのかもしれない。インフレおよび経済成長に対する懸念があるにもかかわらず、労働市場は堅調を維持しているからだ。

 個人投資家の株式への資金純流入額はパンデミックが始まった2020年に8倍に増加し、この増加傾向は変わっていない。公的な資金循環統計とアスキーによる調査の両方によると、米国の家計の金融資産構成に占める株式の比率は、コロナ危機で大幅に拡大して以降、歴史的高水準で推移し、今年に入ってからもわずかな縮小にとどまっていることが示されている。

 しかし、どんな種類の投資家であれ、痛みに耐えられるのには限界がある。21日の時点で、バンダトラックが調査した平均的な個人投資家ポートフォリオは、以前のピークから32%減少していた。そして、これは2020年初めのような急激な調整ではないが、痛みは6カ月にわたっている。

 実際、ここ数週間は押し目買い意欲が徐々に弱まっており、逆張りETFへの資金流入が多くなっている。キャッシュバッファーは増加し続けているが、主に債券が犠牲になっている。EPFRグローバルのデータでは、債券ファンドから大量の資金が流出していることがわかる。だが、株式の組み入れへの影響も大きくなっている。

 今週は株式市場が落ち着きを取り戻したことで、個人投資家押し目買い信仰を持ち続けることができるかもしれない。だが、もし再び下落し、相場上昇の確信を持てなくなれば、相場を下支えしている数少ない力の1つが排除されるかもしれない。

 

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私見

絶賛爆損中のおナスですが個人投資家は今年

大きな損を抱えているんでしょうね、機関も同じでしょうが

 

直近でコロナショックからの爆上げがあったので

今回もおんなじ感じか?ということで

春ごろに積極的にナンピンした人たちは

現状弾切れを起こしている人もたくさん居そう

私もその一人です。。。(;^_^A

 

個人はどちらかというと乗る時も

最後の方に乗り、降りるときも最後まで

我慢する傾向が強い。これは日本もアメリカも

同じなんかもしれませんね

 

ただ、おナスの主戦場である

レバレッジ界隈はすでに死者多数の

阿鼻叫喚な世界になってますが

レバ等倍の世界線では別にそんな阿鼻叫喚な

世界が広がっているとは思えないので

まだまだ耐えれるんじゃないんかな?って

思っています。

 

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