まいど~ 『おナス』です。
GAFAMで決算がよかったのは
アップルとマイクロソフトだけ
いつまでも上位に君臨し続けるのって
どんだけすごい企業でも難しいのかも
しれませんね。。。
【コラム】アップルは時を味方に、夏場の不振予測も心配無用
周期的な動きは、ときにアップルに味方する。
スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型端末「iPad(アイパッド)」、パソコン「Mac(マック)」などの製品を手掛ける米アップルにとって、夏場に売り上げが伸び悩むのは見慣れた光景だ。
例年、秋に新型iPhoneを発売するため、4-6月期(第3四半期)はパッとしないことが多い。今年は、中国が新型コロナウイルス対策でロックダウン(都市封鎖)を敷き、アップル製品を生産する工場も一部閉鎖されているため、例年以上に不振が際立つ可能性がある。
アップルは28日の取引時間終了後に行った1-3月期(第2四半期)の決算説明会で、こうした制約で4-6月期の売上高が40億〜80億ドル(約5190億〜1兆0400億円)押し下げられる可能性があると明らかにした。
同社は業績見通しを公表していないものの、アナリストは売上高見通しを平均で約3%下方修正し、約835億ドルになると推測している。これは前年同期を2.5%上回る水準だ。
これを除けば、アップルの1-3月期決算は良好な内容だった。売上高と営業利益はいずれも前年同期比9%増と、市場予想を上回った。最新版「iPhone 13」は、大幅なモデル刷新が追い風となった前年との比較が厳しかったにもかかわらず、依然としてよく売れている。Macは最新の内製半導体を搭載したモデルにアップグレードされ、高い人気を誇っている。
Macの売り上げは2四半期連続で100億ドルを超え、アナリスト予想を14%上回った。2022年9月通期では400億ドル近くに達すると予想されており、これまでの年間売上高が平均250億ドル程度だったことを踏まえると、顕著な飛躍となる。
それでも、4-6月期の業績が懸念されていることは、時価総額が上場企業で世界最大のアップルでさえ、世界が直面する逆風と無縁ではいられないことを示唆している。とりわけアップルは、製品の多くを中国で製造している。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、「影響を受けていた完成品工場はほぼすべて稼働を再開した」と明らかにした。もしまた稼働が停止されることになれば、今秋の新型iPhoneの発売にとってリスクとなりかねない。ただ、レイモンド・ジェームズのクリス・カソ氏によると、新機種の製造は通常は8月まで始まらないため、アップルは工場の生産態勢を立て直す時間的余裕を確保できるという。
心強いのは、アップルにとってこうした状況が初めてではないことだ。コロナ流行初期のロックダウンで20年後半には「iPhone 12」の発売が1カ月ほど後ずれしたものの、買い替え需要が高まり、21年9月通期のiPhone部門の売上高は39%増加した。
今年と来年については、iPhoneの高価格モデルの買い替えサイクルが長くなっていることを踏まえ、予測はすでにこれよりかなり控えめな数字となっていた。たとえ夏季が不振でも、終わりよければ、となるかもしれない。
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