いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

【NASDAQ100関連ニュース】EV電池の中国優位、新技術で崩せるか

 電気自動車(EV)やグリーンテックを支える電池市場では中国が圧倒的な強さを誇っており、これを変えるには技術革新が必要だ。新技術はいずれ実現するかもしれないが、中国も手をこまねいているわけではない。

 中国のEV市場は活況を呈しており、国内電池メーカーは世界でも有数の規模を誇る。SNEリサーチによると、寧徳時代新能源科技(コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー、CATL)と比亜迪(BYD)の2社だけで、1〜4月の世界EV電池市場の5割強を占めた。さらに中国メーカーは電池材料のサプライチェーン(供給網)も握っている。国際エネルギー機関(IEA)によると、中国は電極を形成するカソード活物質の世界生産能力の90%近くとアノードの97%以上を占める。

 自動車や電力技術における中国の優位打破を狙う米国などにとって唯一の希望は、技術的躍進により代替材料や部品で電池のサプライチェーンを再編することだろう。新たな技術が登場しても、50年前から使われているリチウムイオン電池が完全に姿を消すことはまずないが、選択肢は増えることになる。

 候補はいくつかある。最も現実的なのはおそらくナトリウムイオン電池だが、CATLとBYDがすでに生産能力を大幅に増強している。調査会社ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスによると、ナトリウム電池工場の稼働率は今はまだかなり低いものの、公表されている2030年までの新規供給見通しの90%以上を中国が占める。

 ナトリウムがリチウムより有望な点は、量がはるかに豊富なことだ。2年前にリチウム価格が急騰した時、ナトリウム電池は安価な代替品になるかと思われた。その後リチウム価格は急騰前の水準に戻り、ナトリウムのコスト面での優位性はなくなったかもしれない。それでも、ナトリウムは不安定なリチウム価格をヘッジする選択肢にはなり得る。ただ、ナトリウム電池はエネルギー密度が低いため、長距離走行が必要なEV向けではなく、エネルギー貯蔵システムや低価格EVに適しているかもしれない。中国では航続距離の短い小型EVが売れているため、これは大きなポイントとなる。

 エネルギー密度を高めるには、黒鉛アノードをシリコンアノードに替える方法がある。電池が軽くなって積載量を増やせる上、中国の黒鉛支配も回避できる可能性がある。パナソニックは昨年、英新興企業ネクシオンからシリコンアノード材を購入すると発表した。米マイクロソフトと独高級スポーツカーメーカー、ポルシェAGが出資する米新興企業「グループ14」も、韓国電池メーカーのSKグループと合弁事業を行っている。今年のシリコンアノードの生産能力は3倍以上になるとベンチマークは予想する。

 理想的な技術は全固体電池だ。液体電解質を固体材料に置き換えることで、安全性を高めて急速充電も可能になり、リチウム電池よりはるかに多くのエネルギーを積載できるようになる。ただ、いつまでたっても実現は数年先と言われている。

 技術はまだそこまで達していないが、近づいてはいる。米新興企業クアンタムスケープとソリッド・パワーは自動車メーカーと適格性認定プロセスを開始した。終了まで4〜6年かかる可能性がある。全固体電池はリチウム電池に比べて多くの利点があるが、おそらくはるかにコストがかかり、普及の初期は特にそうだろう。

 中国はこの好機を見逃しはしない。同国メディアによると、政府は全固体電池の研究開発費として、CATLやBYDなどの企業に総額60億人民元(約1330億円)を支援する。EVメーカーの上海蔚来汽車(NIO)は、半固体電池を採用する計画を明らかにした。

 電池分野の中国の覇権は今のところ盤石のようだが、新技術が実現すれば、中国を追う西側企業にとって一発逆転のチャンスとなるかもしれない。

 

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いちのりのつぶやき

中国ネタは嫌や~と言いながら2日連続の中国ネタ(笑)EV車用の電池は依然中国が高シェアなんですね。レアメタルというアドバンテージから覇権を握ってきたがナトリウム電池と言う素材はどこでも手に入れれるものになって今後どうなっていくか?ですね 結局、代替ができるものであればいづれ何処かの誰かが代替品を開発してしまうので原子レベルの素材でなければ優位性は保てない(金銀プラチナ)ただ、そういった貴金属も原子より細かい物質で構成されていることが分かったとか分かってないとかで、分解が可能であれば人工的に作成できちゃう可能性を秘めている。そうなれば『有事の金』というプレミアムは剥げてしまう。。。かもしれないが、人工ダイヤは現在作成できるが天然ダイヤと比べて価格がめちゃくちゃ割安で天然ダイヤの価値が落ちていないのであれば天然ゴールドと人工ゴールドもまた価格差は開いたままなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

 

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