いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

ナスダック100関連ニュース【結局声の大きいやつに惑わされる相場】

波乱含みだった1-3月の米国株、荒れ模様続く前兆か

 

1-3月期は全くの想定外とも言えるショックに相次ぎ見舞われたものの、米国株式市場は改めてその底堅さが意識される展開となった。

 新年を迎え、投資家心理は総じて明るかった。インフレは鈍化傾向を示しており、急ピッチの利上げを続けてきた米連邦準備制度理事会FRB)が年内にも利下げに転じるとの見方が広がっていた。

 ところが、年明けに公表された経済指標は上振れが続出。FRBの利上げが想定以上に長引くとの懸念から、株・債券の双方が売られるダブル安となった。

 最大のショックは3月に訪れた。シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行が相次ぎ経営破綻に追い込まれた。銀行株は急落。欧州ではクレディ・スイスが市場の標的となり、スイス当局の仲介でライバルのUBSによる救済合併へと発展した。米銀大手はパニックの連鎖を防ぐため、急きょ地銀ファースト・リパブリック銀行の支援へと動いた。

 ところが、著しい不透明感がくすぶる中でも、株式市場は大方の予想を超える好調なパフォーマンスを見せた。
 S&P500種指数は1-3月期に7%高、ダウ工業株30種平均は0.4%高となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は17%急騰し、2001年以来の大幅な差をつけてダウをアウトパフォームした。

 債券も買われた。指標10年債利回りは2022年末時点の3.826%から3.491%に低下。四半期としては2020年以来の大きな低下幅となった。

 市場はなぜ一定の静けさを保っているのか?

 USバンク・アセット・マネジメントのエリック・フリードマン最高投資責任者(CIO)は「状況は多くの投資家が懸念していたほど悪くない」と話す。

 少なくとも今のところは、広く予想されていたリセッション(景気後退)は実体化していない。ハイテク業界ではここ数カ月に人員削減の波が広がっているものの、労働市場はなお力強い。インフレ率は依然として高すぎるが、それでも鈍化傾向は続いている。2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2021年9月以来の小幅な伸びにとどまった。

 こうした要因が重なり、フリードマン氏を含め、投資家が一定の楽観的見方を維持する一助となった。とはいえ、同氏は顧客に対して、クレジット市場では優良企業のみに投資先を絞るよう助言しているという。

 フリードマン氏は「まだ最悪期を脱出したとは思わない」と述べる。

 例えば、投資家やアナリストの間では、年内のFRB金利見通しについて、結果的に市場が見誤るリスクを懸念する声がある。

 先頃公表されたFRB当局者の金利見通しでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が現行の4.75〜5%から、少なくとも5.1%に達すると見込まれている。これはFRBが0.25ポイントの利上げをもう1回行い、その後は年内いっぱい据え置くシナリオを示す。

 にもかかわらず、ウォール街FRBが早ければ下期にも利下げに転じるとの確信を強めている。ファクトセットによると、デリバティブ市場は、FF金利が5月に4.9%程度でピークをつけ、年末時点では約4.4%まで下がる展開を織り込んでいる。

 上場投資信託ETF)に特化した運用会社グローバルXのポートフォリオストラテジスト、ミシェル・クルーバー氏は市場が利下げを見込んでいるのは3月の銀行危機が一因だとし、「FRBが発信していることと、FRBに関する市場の予想には開きがある」と話す。

 利下げへの期待が高まっていることで、昨年最も売り込まれた銘柄の多くにマネーがこぞって回帰している。エヌビディアは第1四半期に90%上昇。フェイスブックを傘下に持つメタ・プラットフォームズは76%、テスラは68%いずれも値上がりだ。

 暗号資産(仮想通貨)のビットコインも高騰。31日時点で2万8000ドル(約370万円)を上回っており、第1四半期は約71%上昇している。

 対照的に、昨年の勝ち組は出遅れが目立つ。昨年高騰したエネルギー株は、原油相場とともに、第1四半期はマイナスに沈んだ。

 

こうした反転がいつまで続くかを巡っては、アナリストや投資家の間で意見が割れている。

 前出のクルーバー氏は「金利見通しを巡っては、市場が見直しを迫られるだろう」と予想している。銀行危機は今のところ、比較的封じ込められているように見え、FRBが目先に利下げに転じる強力な根拠はないようだと話す。

 金利上昇や金融環境の引き締まりを受けて、経済がどの程度持ちこたえられるかが最大の焦点と考える向きもある。

 インベスコのグローバル市場ストラテジスト、ブライアン・レビット氏は「われわれが厳しい局面を完全に乗り越えつつあると確信を持って言える人はいない」と話す。

 これまでのところ、経済は大方の想定以上に好調さを維持している。年内に景気後退に陥っても、相対的に穏やかなものになる公算が大きいとレビット氏はみている。「難しいのは、深刻な景気後退を招きかねない隠れた何かを見つけることだ」

 

Copyright (c) 2023 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.

 

 

私見

アナリスト・ストラテジスト・評論家。様々な人が勝手に予想し

声を大きく騒ぎ立てている。市場予想ってそんな感じだと思っています。

わざと波風立たせて一般投資家を誘導する。それは一般投資家の

タメではなく自分たちの為に。。。って思うようになってからは

話1~2割で聞くようにしています。じゃないと大暴落で

売り払って、高値圏で買ってしまいそうだから

 

今年の株式市場は去年よりは落ち着くとは思ってますが、

ガツガツ上がるまではいかないと思っています。

結局、一般投資家が楽観的になるまでは思い切った

上昇は見込めないと思うから。。。ってことは毛嫌いしている

アナリストなどが笛を吹き一般投資家を先導してくれるのを

待ってるってことで私も同罪か!?

 

 <スポンサーリンク>