いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

ナスダック100関連ニュース【Amazonの1日の売上えぐい】

アマゾンの「ルンバ」買収、メタの訴訟に期待

 

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

 

 アマゾン・ドット・コムによるアイロボット買収計画には、フェイスブックが置かれた厄介な状況を担当弁護士が解決することを期待している面があるかもしれない。

 

 年間売上高で世界最大のテクノロジー企業であるアマゾンは、米政界からの逆風が強すぎてテック大手は大型買収に乗り出せない、との考えを本気で打ち破る構えだ。アマゾンは5日、ロボット掃除機「ルンバ」の製造元アイロボットを現金17億ドル(約2300億円)で買収すると発表した。約2週間前には、プライマリーケア(1次医療)サービスを提供するワン・メディカルを39億ドルで買収すると明らかにしたばかりだ。さらに言えば、85億ドル規模での映画制作会社MGMの買収を完了してからも4カ月しかたっていない。米連邦取引委員会(FTC)は当時、今後提訴する可能性は残っているとの考えを示していた。

 

 買収発表を受けた5日の取引で、アイロボット株価は買収価格を約2%下回る水準で終えており、投資家は買収計画の先行きをそう懸念していないことを示唆している。同社株価は2021年初めにつけたピークから7割近く値下がりしており、アマゾンにとってはまさにこの機に便乗した動きだ。アイロボットは部品不足や需要変動に悩まされている。同社は3四半期連続で売上高が市場予想に届かなかったほか、5日に公表した第2四半期決算では予想を16%下回り、過去最悪の下振れとなった。

 

 今回の買収が財務に大きな影響を与えることはない。アイロボットの現在の年間売上高は約14億ドルで、アマゾンの1日当たりの売上高をやや上回る程度だ。とはいえ、広く分散しているプライマリーケア医療業界において相対的に存在感が薄いワン・メディカルとは異なり、アイロボットは自ら切り開いてきた業界で圧倒的なシェアを誇る。同社は昨年12月のアナリスト会議で、北米のロボット掃除機市場で75%、世界全体(中国除く)では62%のシェアを占めると説明していた。

 

 つまり、今回の買収は昨年完了したグーグルによるフィットビット買収に近いかもしれない。フィットビットのフィットネス用ウエラブル端末事業の売上高は、グーグルを傘下に持つアルファベットがたたき出していた年間売上高1550億ドルに比べると微々たるものだった。しかし、フィットビットは当時、ウエラブル端末市場で10%のシェアを握っていたほか、ターゲティング(追跡型)広告販売が収益の柱である企業に対して、2900万人もの心拍数データを提供できるユーザー層を抱えていた。こうした構図から一気に警戒感が高まった。そのため、グーグルは広告事業でフィットビットのデータは利用しないことで規制当局に譲歩してようやく承認にこぎ着け、買収完了に結局1年3カ月を要した。

 

 アマゾンはもちろん、すでに家庭内を動き回るロボットを投入しており、しかも自宅周辺を飛ぶロボットさえある。自社のネット通販サイトでは他メーカーのロボット掃除機も多数扱っている。外部の出店業者のビジネスが足元で好調なことに加え、アマゾンによる自社商品の販売慣行が問題視される中で、アマゾンがルンバを消費者に強く売り込むことはしないだろう。

 

 アマゾンは一方で、同じハイテク大手のメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が、自らの仕事を楽にしてくれると当てにしているようだ。FTCは先月、メタによる仮想現実(VR)関連企業の買収差し止めを求めて提訴した。メタが取得を目指しているのはVRフィットネスアプリ「スーパーナチュラル」を手掛ける企業だ。メタはこの先メタバースに事業の軸足を移すとしているが、「買収を通じてトップを目指す」姿勢は変わらないとFTCは断じている。だが、フェイスブックは過去にもFTCの追及をかわしてきており、再び勝利すれば、ハイテク大手を降伏させると誓っているFTCの野望をくじくかもしれない。アマゾンが今後も機に乗じて買収攻勢をかけるのであれば、そうした展開が必要になるかもしれない。

 

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私見

アイロボット社の年間売り上げはアマゾンの「1日」の売り上げを

やや上回るくらい・・・って規模感が違い過ぎる(笑)

 

アイロボットって世界シェア62%もあるんですね、

日本の家電量販店に行っても様々なメーカーから同じような

商品が出てるんですけどやっぱり何か違うのかな??

ま、おナスの家はモノが少ない家なのでルンバにとっては

掃除しやすい環境であるかとは思うけど嫁が「掃除は生きがい」

みたいな感じなのでおそらく出番がないことでしょう

 

こうやって上昇している会社でもどんどん買収されて

いくのを目の当たりにするとアメリカ市場って弱肉強食だし

そうやって成長していくんだなと思ってしまいますね

 

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