いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

投資関連ニュース【デジタル通貨の信頼性って・・・】

ステーブルコインの序列に異変、テザー失速

 

 今春、暗号資産(仮想通貨)を襲った激震が、法定通貨との橋渡し役であるステーブルコインの勢力図を塗り替えている。

 ステーブルコインの中で最も知名度が高く、広く売買されているのがテザーだ。しかし、5月12日には本来ドルに連動するはずのテザーが95セントに下落。投資家はその後の数週間に100億ドル(約1兆3400億円)相当をテザーから引き揚げた。

 同時期に別のステーブルコインはユーザーを増やしている。データ提供会社コインゲッコーによると、テザーに次ぐステーブルコイン2位のUSDコインの時価総額は50億ドル余り、足元で3位に浮上したバイナンスUSDは約14億ドルそれぞれ拡大した。

 それでも、テザーの時価総額は720億ドルでダントツの首位だ。これに対し、USDコインの時価総額は約540億ドル、バイナンスUSDは180億ドルとなっている。

 ボラティリティーとは無縁だとされるステーブルコインは、過去2年にデジタル資産の世界で中心的な存在になった。ステーブルコインの合計時価総額は約1600億ドルと、2020年6月の110億ドル程度から急拡大している。

 ところが5月、それまでステーブルコイン3位だったテラUSDが崩壊したことで、テザーも2008年のような「取り付け騒ぎ」が起こりかねないとの懸念が投資家と規制当局の間で一気に高まった。ジャネット・イエレン米財務長官は5月、議会はステーブルコイン規制の枠組みを整備する必要があるとの考えを改めて表明した。

 仮想通貨交換所バイナンスの創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるチャンポン・ジャオ氏は、裏付けとなる資産に関する情報が不足しているとして、テザーは「高リスクのステーブルコイン」だとの考えを示している。「私自身を含め、大半の人にとってはブラックボックスだ」。バイナンスはバイナンスUSDを共同で立ち上げている。

 テザーは発行額と同等規模の準備を維持することでドルと連動しており、裏付け資産はコマーシャルペーパー(CP)、銀行預金、貴金属、国債などで構成される。テザーは裏付け資産の投資について詳細を明らかにしておらず、一部投資家の間ではすぐに換金できない投資先なのではとの懸念がくすぶっている。

 テザーで大量の資金引き揚げが発生した場合、顧客への資金返還のため、伝統的な金融資産の売却を迫られるとして、規制当局は危機感を募らせている。そうなれば、テザー絡みの投げ売りが金融市場全体を不安定にする恐れがある。

 USDコインの発行元であるサークル・インターネット・ファイナンシャルは、安全資産だとみる投資家が5月にUSDコインに殺到したと明らかにした。

 サークルのダンテ・ディスパルテ最高戦略責任者(CSO)は「多くの人がテラUSDの崩壊で痛手を被った」と話す。「その結果、市場は動揺し、他の仮想通貨もステーブルとは名ばかりかもしれないとの疑念が生じている」

 サークルでは、裏付け資産はすべて現金か現金等価物で構成されるとしている。同社は年内に特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて上場を目指している。

 仮想通貨専門のキャッスル・アイランド・ベンチャーズのパートナー、ニック・カーター氏は、時価総額でUSDコインがいずれ支配的な地位を占めると予想している。カーター氏の会社は、ベンチャー投資をUSDコインで手当てすることが多いという。

 「仮想通貨の業界関係者の間では総じてUSDコインへの信頼感が広がっており、利用に絡むリスクはないと感じている」

 分析会社コイン・メトリクスのデータによると、5月9日以降、130余りの仮想通貨大口保有者がUSDコインの保有を少なくとも100万ドル増やす一方、テザーは100万ドル以上減らした。このシフトは5月半ば以降、ペースこそ落ちているものの、今も継続している。

 テザーはブログへの投稿で、引き揚げられた資金は他のステーブルコインではなく、銀行など伝統的な金融システムへと向かったと指摘していた。

 

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私見

記事を読んで分かったのがステーブルコインは法定通貨

紐づけられていてよく見るビットコインなどとは

少し毛色が違う・・・のかな??

 

暗号通貨や仮想通貨と呼ばれるものには

ほんと疎いし興味がないのでよく知らないし

これからも必要に迫られない限りは知りたいとも

思っていないのが今のホンネですね。

 

ドルのような法定通貨だと1日で90%も

下がるなんてことは基本ありえませんが

ドルと交換できるステーブルコインは

それがあり得るのであればなんでわざわざ

ステーブルコインにするの?っていう

単純な疑問が生じてしまいます。

 

今後10年も経たないうちにこのような

コインが決済手段のメインになる可能性は

十分にあり得るかと思いますが、おナスとしては

その時になったら対応したいと思います。

 

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