いちのりの資産運用日記

積立投資しながら大暴落を待ち望むオトコの投資人生

米国株関連ニュース【中国は崖っぷち? いやいや既に落下中】

アリババ襲う次の試練 中国経済の失速

 

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」


 中国の電子商取引大手アリババグループの2021年は散々だった。残念だが、おそらく今年も改善は見込めないだろう。

 事態を懸念する中国政府は、国内のハイテク大手に対する規制の手を緩める意向を示し始めている。だがそれは中国経済全体と、特に消費者経済の見通しがかなり暗くなっているからでしかない。

 中国政府の消費者向けハイテク企業に対する締め付けは、過去最大の28億ドル(約3558億円)の罰金という形で昨年のアリババの業績を悪化させたが、今年は中国経済への逆風が強まることが最大の懸念となるだろう。

 アリババが26日に発表した1-3月期決算では、売上高が前年同期比9%増となったが、伸び率は2014年のニューヨーク市場上場後で最も鈍化した。調整後の純利益は前年同期比24%減。いずれもS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのアナリスト予想をわずかに上回った。

 アリババは、通常行うはずの今期(2023年3月期)の業績見通しを発表していない。新型コロナウイルス感染症の流行から生じるリスクや不確実性の制御・予測は不可能だとしている。中国はオミクロン株の流行拡大を抑えようと、過去数カ月間、上海をはじめとする都市でロックダウン(都市封鎖)などの厳しい措置を取ってきた。

 このことは、中国経済にとっての大きな打撃となっている。特に、住宅市場が既に低迷していたことが響いた。4月の小売売上高は前年同月比11%減と、2020年以降で最大の落ち込みを記録した。アリババの中核事業である電子商取引サイト「淘宝網タオバオ)」と「天猫(Tモール)」の1-3月期の売上高は横ばい。これら通販サイトの販売総額が前年同期比で1桁台前半の減少をみたことが要因となった。アリババによると、3月の商品販売総額の減少は新型コロナの影響だという。上海の規制は徐々に解除が進むはずだが、中国がゼロコロナ戦略を継続すれば同社の見通しは依然不透明なままだろう。

 アリババは利益率も縮小している。それは同社が成長分野を模索して、これまでにない取り組みに投資しているからではあるが、そうはいっても、成長と利益率がどちらも鈍化することは、投資家にとって歓迎すべきニュースではないだろう。自社株買いの強化も功を奏していない。アリババは3月、自社株買いの額を150億ドルから250億ドルに増やしたが、それ以来株価はさらに下落している。

 アナリストはアリババの業績予想を引き下げている。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、2023年3月期の営業利益予想は過去12カ月でほぼ半減、売上高予想も15%下方修正されている。

 アリババの時価総額は、2020年後半のピーク時の約4分の3を失った。だが、株主の痛みはこれだけで終わらないかもしれない。市場は世界的にリスク回避の動きを強めている。その中で、アリババはまだ成長の余地があることを示す必要がある。たとえこのコロナ禍とIT大手に対する規制の影響を受けた後の世界でもだ。

 それができなければ、投資家の支持は依然つかめないままだろう。

 

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私見

中国では中国共産党に害をなす企業であれば

どんな大企業でも成す術もないほど痛い目にあわされる

 

特に最近の中国では内需の頼みの綱だった

錬金術のようだった不動産投資が実質破綻しており

今なお取り繕っているが、

中身はすでにボロボロだろう。

 

嘘の嘘を嘘で固めに固めた結果

日本のバブル崩壊以上の衝撃が走るだろうが

日本以上に国民のことなど考えていない

中国共産党はそんな事関係なしで処理して

何事もなかったかのような生活を

させようとすると思うが果たして中国国民は

それを受け入れるんだろうか??

 

話戻ってアリババの売り上げの源泉となっていた

国民に大量購買できるチカラは

もうほとんど残っていないのかもしれない

 

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