米ズーム、個人顧客なお必要
――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
ビデオ会議システムを運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは皮肉な課題に直面している。その社名を有名にした顧客層への依存をいかに減らすかということだ。
そうした観点からは、23日午後に発表された同社の第1四半期決算では進展が見られた。企業顧客向けサービスの売上高は前年同期比31%増、四半期ベースで同社事業の半分強を占めるようになった。これは、同四半期の総売上高の伸び(12%)を大きく上回っている。
ズームはまた、市場予想を上回る業績見通しを1年以上ぶりに示した。24日午前の取引では他のハイテク銘柄が急落する中、それまで下落していたズーム株価は上昇した。
ズームのルーツは企業向け市場にある。同社は、元シスコシステムズ幹部が、シスコのWebEx(ウェブエックス)に対抗できる企業向けビデオ会議プラットフォームを構築することを念頭に設立した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の発生をきっかけに、ズームは極めて使い勝手のよいサービスとして急速に浸透し、在宅勤務を余儀なくされた人々のライフラインとなった。
ズームの「オンライン顧客」(同社の営業担当者や代理店を介さずにサービスを申し込んだ個人および中小企業)の総売上高に占める割合は、パンデミック発生直前の四半期(2019年11月-2020年1月)には25%だったが、1年後には56%に急拡大した。
だがオンライン顧客層の方がはるかに定着しにくい。対面ミーティングの再開が進む中、ウェブページ上で数回クリックするだけで解約できる。ズームのオンライン顧客からの売上高の伸びは、ここ数四半期で著しく鈍化している。直近の四半期(2-4月期)では、前年同期比2%減の約5億1400万ドル(約652億1400万円)と、初めて減少した。
アナリストはこの傾向が続くとみている。ビジブル・アルファのコンセンサス予想では、ズームのオンライン顧客売上高は、本年度の残りの3四半期も減少すると予測されている。
同社は営業担当者やツールに適切に投資し、より安定した企業顧客基盤の構築を図っている。売上高に対する営業・マーケティング費用の割合は、第1四半期では34%と、前年同期の26%を上回った。だが、オンライン顧客基盤がより急速に縮小してパンデミック前の水準になれば、同社の売上高が圧迫されることに変わりはないだろう。
とはいえ、ズーム株は年初来では48%超下落、ピーク時からは83%下落している。24日に5%高となった後でさえ、この状態だ。時には上昇するしかないこともある。
Copyright (c) 2022 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.
~私見~
おナスの会社ではズーム使用が会社的にはNGで、
基本的には社内のビデオ会議システムか
対外的にはマイクロソフトのTeams、
社内のオンライン会議だとWebEXが使われている。
外で設定した会議だとZOOMも使えるけど
頻度が少ないからオンライン会議っていうと
Teamsの印象が強い。
会議で顔出しすることはあまりないんですけど
どの会議システムも音声に難ありの時もあり、
通信業界に努めているものとしては
そこをもっと改善出来たらオンラインでの
仕事ってもっと増えるのになぁと思っています。
<スポンサーリンク>